BLOG
2026/02/25 17:56
みなさまこんばんは!
kulehaのともみです。
いつもkuleha作品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
今日は、kulehaで1番人気のお鞄といっても過言ではない
「Freelyショルダー」
のアフターサービスについてご案内いたします。
最近店頭で「FreelyショルダーLのショルダーが使用していて気が付くと長くなっている!」とのお声をいただくことがありました。
現在把握している限りだと全体の数%とかなり少数ではあるのですが、全国各地にご愛用いただいている方がいらっしゃるので、きっとまだ同じ症状の方がいるのではないか、皆さまに心地よく使っていただきたい、その思いから今回のアフターサービスをご案内させていただくことにいたしました。
(現時点では、Lサイズ以外では確認されておりませんが、もし症状がございましたらお手数ですがお知らせください。)
このブログでは、なぜショルダーがずれてしまうのか、など考えられる原因も共有させていただき、これからもよき相棒としてご愛用いただけるようご説明していきます。
すでに解決策をご用意しておりますので、どうかご安心いただき、読み進めていただけたらと思います^^
\ Freelyショルダーはどんな鞄?/
kulehaのFreelyショルダーは、ステッチや金具の使用を最小限にデザインしていて、それゆえ本体がまるごと1ピースで作られている、kulehaの中でも贅沢で、少し特別なお鞄です。
お鞄は通常複数のパーツを組み合わせて作られているので、本体が1ピースのお鞄というのは、なかなか珍しいかと思います。
それでも、
たわんだ時も底に革のつなぎ目が見えなかったり、
前面から後面への革の表情が流れるように感じられたり
と細部まで拘りを捨てず、切りやすさ・作りやすさを一旦置いておいて、自分が「作りたい」と思うものを素直に作ろう!と出来上がったのがFreelyショルダーです。
植物タンニンなめしのエイジングが楽しめる革で、こういう鞄が欲しかったんですよね、自分が。笑
使用しているパコという革も、現在日本で使用しているのはkulehaだけ。
イタリアまで直接見に行き選んできた、思い入れのある革です。
薄くてしなやかでエイジングが楽しめて、何より軽い。これから取り扱う商社も出てくるのではないかと思うほど、ありそうでない、最高の革です。
Freelyショルダーの人気の理由の1つは、この軽さにあります。
Pacoレザーについてのブログはこちら

ショルダーは、短く肩掛けしたり、斜め掛けしたり、自由自在に調整できるよう、こちらも1枚の革を折り込み、革の端っこがケバケバしないようにお作りしています。
\ どうしてショルダーがずれるの? /
さて、本題に入ります。
今回のショルダーがじわじわとズレてきてしまう現象の最大の原因は、革の特性でもある不均一な厚みにあると考えています。
革は動物の皮膚なので、1枚1枚、そしてその1枚の中でも厚みにバラつきがあります。
そのため、ショルダーの厚みも切り出す革によって個体差があり、ほんの少し(0.1~0.2㎜)薄めのロットで切り出したショルダーだと、摩擦でとまらず、じわじわとズレてきてしまうことが発覚いたしました。
今このブログをご覧になられていて、不便に感じていた方、いらっしゃいましたら誠に申し訳ございません、、、(;_;)
販売前は自分で使って確かめるようにしているのですが、私の個体は2年使った今でもズレずに使えているので、なかなか思い至らず。。
また、現在も普通に使えている方がほとんどですので、今現在症状のない方は、どうかご安心いただき、引き続きご愛用いただけたら嬉しいです。
ここからは、ショルダーがズレてきてしまうという方へ向けてのご案内です。
天然素材相手なので、革が薄いのが不良。というわけではなく、こちらで歩み寄る必要がございます。(それが私の役目だったのに、、面目ないです)
そこで解決策として、該当の方を対象に、バックルの中心に手縫いで革を巻きつけるアフターサービス(無償)を行うことにいたしました。
革を巻き付けることにより、バックルの隙間が狭まり、摩擦抵抗が強くなるのでショルダーが滑らなくなります。
これなら、穴をあけずに、今まで通り無段階調整のショルダーをお楽しみいただけます!

「じゃあ最初からつければいいじゃないか!」
とも思ったのですが、これまた難しいことに、なんと薄くない革で作ったショルダーには、隙間がたらず、革巻きしたバックルが入らないという・・・撃沈
なので、最初から付けてください!が出来ないのです。
大変恐れ入りますが現在問題なくご使用いただけている方は、革巻き対応ができかねますので何卒ご理解いただけますと幸いです。
私物のFreelyショルダーL/キャメルに装着してみました。

\ 革巻きアフターサービス手順のご案内 /
①
お手数ですが、オンラインショップの「CONTACT」より
・お名前
・お電話番号
・ご住所(ご返送先)
・該当のFreelyショルダーの革(SoftかPaco)・色
をお知らせください。
こちらから、配送依頼のご返信をいたします。
②
返信がきたらお鞄からショルダーをはずし
【ショルダー&バックル2点】
を元払いにて、kulehaにお送りください。
通常、往復送料はお客様にご負担いただいているのですが、今回の革巻きサービスに関しましては、片道分の送料をkulehaで負担させていただきます。
恐れ入りますがkulehaへお送りいただく際の送料はお客様負担となりますこと、予めご了承くださいませ。
革巻き加工自体は無償サービスとなります。
また、ショルダーの厚みには個体差があるため、バックルだけをお送りいただくと、革巻きをしてご返送した際に入らないということが考えられます。
そのため、できるだけショルダーとバックルを一緒にお送りいただきますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※初期Freelyショルダーはショルダーがお鞄にくっついておりますので、お手数ですがお鞄ごとお送りいただきますようお願いいたします。
▷お送り先
〒110-0004
東京都台東区下谷1-11-18千葉ビル1F
050-3631-9008
kuleha 宛
※お手数ですが日・月以外の着指定でお願いいたします。
③
お預かり品が到着次第、納期2~3週間いただき加工。
仕上がりましたら速やかにショルダーとバックルをご返送いたします。
以上がアフターサービスの流れとなります。
(ご来店の際は、事前に「〇日にいきます」とご連絡をいただければ、革巻きしたものをご用意してお待ちしております。お手数ですが事前にお知らせいただけると大変助かります。)
お客様にはご不便をおかけし誠に申し訳ございませんが、今回の件で、さらにFreelyショルダーが使いやすくブラッシュアップできる機会をいただいたと思っております。
また、誰も使ったことのない革や、他にない構造でものを作ることのリスクも勉強させていただきました。
至らない点もあるかと思いますが、これからも真摯にものづくりに向き合い、100%の完成を目指して取り組んでまいります。
それでも今回のようなことがあった場合は、しっかりと皆さまに寄り添った対応をさせていただきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
今後はこのFreelyショルダーのショルダー部分も改良していこうと思っております。
ただ、一つ変更すると色んなところに影響したりするので、慎重に検討していきます。
ここ数か月、店頭でお買い上げいただいたものはこちらで問題なしと判断したものになりますので、バックルに革巻きがされていなくても、大丈夫です。ご安心くださいませ。
kulehaも5年目に突入し、今まであまりなかったお修理のお問い合わせも、今後増えてくるのではないかと思っています。
例えばトスカーノバフを使用した作品だと、ねじりナスカンのお修理やボタン交換。持ち手やショルダーの長さ変更など。
パコを使用した作品だと、FreelyショルダーとPomショルダーはデザインの観点から一部を強力な接着剤で止めている箇所があるのですが、接着剤もご使用状況により経年とともに剝がれてくることがございます。
使用するうえで必要な部分は縫い付けているので剥がれても問題はないのですが、気になる場合は再度接着するメンテナンスも可能ですので、まずはメールにてお気軽にご相談くださいませ。
(お修理内容により、有償・無償等ご案内いたします)
該当のお客様におかれましては、ご不便・お手数をおかけし誠に申し訳ございませんが、ご確認いただけますと幸いです。
より愛着が湧くように、メンテナンスさせていただきます。
ご連絡をお待ちしております。
kuleha 久保朋美
